熱環境要素測定手法研究委員会

The committee of measuring method for thermal environmental elements

▶設置期間
2020年4月1日~2022年3月31日(継続)

▶委員会組織
委員長:梶井宏修(睡眠環境工学研究所)
幹 事:井川正治(日本体育大学)
委 員:菅原作雄(大西熱学)、土川 忠浩(兵庫県立大学)、宮本征一(摂南大学)、薩本弥生(横浜国立大学)、久保博子(奈良女子大学)、山岸明浩(信州大学)、宮沢モリエ(元大阪青山大学)、都築和代(関西大学) 、桒原浩平(室蘭工業大学)、齋藤輝幸(名古屋大学)、佐古井智紀(信州大学)

▶研究の必要性・意義
近年のモバイル機器の発展により測定機器の高精度・小型化が進んでいる。
各種小型測定機器の有効利用法とそれらの問題点について検討したい。
放射エネルギーの測定値や表面温度の気温測定はじめ比較的大空間の測定技術は充実しているが、狭小部分の各種温熱環境要素の測定技術の充実が必要と考えられる。それらにかかる熱環境測定機器の機器トレサービリティ、機器と測定方法を考えたい。
既に熱環境要素測定ツール(熱放射観測、通風気温、熱流、材からの放湿量、微風速および測定器取り付け台)などを供給してきたが、各種目的に応じた測定法について、新規に、狭小環境の熱放射を中心に測定手法精度向上のため問題解決委員会を新設する必要があると考えられる。
本年度の測定機器テーマは温度校正器機器作成法などを検討中である。

▶期待される成果
関係各位が熱環境要素測定技術を認知し、熱放射、放射収支、風、電圧、温度、湿度および風速等の測定に関する最近の測定機器の問題点を検討し、測定法の問題点を解決する場で多少なりとも、本委員会の活動成果が広く会員はじめ関連する分野に啓発活動を支えるものと考えられる。

▶活動経過
初年度においては,過渡期の熱環境測定法の把握のための熱環境の可視化にかかわる要素について、過去行ってきた要素測定法の有効利用の方法について検討した。具体的な活動成果としては,第44回人間-生活環境系シンポジウムにおいて,タフト法を用いた気流の可視化と,コロナ感染防止の観点からウィルス殺菌UV-Cを使用した紫外線ランプの有効性についての研究報告を行った。
次年度以降においても研究活動を継続し,近年におけるモバイル機器の発展による測定機器の高精度・小型化の進行を背景とした各種小型測定機器の有効利用法とそれらの問題点について検討したい。

▶活動計画
コロナで放射温度計が普及したが、放射エネルギーの測定値や表面温度の気温測定はじめ比較的大空間の測定技術は充実しているが、狭小部分の各種温熱環境要素の測定技術の充実が必要と考えられる。それらにかかる熱環境測定機器の機器トレサービリティ、機器と測定方法を考えたい。
既に熱環境要素測定ツール(熱放射観測、通風気温、熱流、材からの放湿量、微風速および測定器取り付け台)などを供給してきたが、各種目的に応じた測定法について、新規に、狭小環境の熱放射を中心に測定手法精度向上のため問題解決委員会を新設する必要があると考えられる。
本年度の測定機器テーマは温度校正器機器作成法などを検討中である。

[活動スケジュール]  状況情報交換会(IT会議を利用する)
2021年12月  放射温度校正機器,気温測定関連機器展示報告まとめ発表予定
2022年03月  中間報告まとめ発表会開催予定

▶問い合わせ先
梶井 宏修(睡眠環境工学研究所)
E-mail: kajii@gamma.ocn.ne.jp
メールの際は上記@を半角にして下さい