Research committee on living and clothing environment
▶設置期間
2020年4月1日~2022年3月31日(継続)
▶委員会組織
委員長:深沢太香子(京都教育大学)
幹 事:張静風(旭化成株式会社),傳法谷郁乃(神奈川大学)
委 員:薩本弥生(横浜国立大学),西原直枝(聖心女子大学)
ほか順次,関連の先生方に加わっていただく予定
▶研究目的
被服とは,躯体部を覆う衣服に加え,帽子や靴など着装目的で体を覆うものの総称であり,本研究委員会ではこれを対象とする.なぜならば,日常生活を送る上で,欠かすことのできない物の一つに被服があげられるからである.近年,被服は,心身の双方に影響することが明らかとなりつつあることから,被服は,健康で快適・安全な生活支援の手段となる可能性が非常に高い.そこで,本研究委員会では,人々が健康で快適,安全な生活を営むための被服の在り方について,社会的課題を踏まえて,被服環境の視点から検討する.検討にあたっては,被服をキーワードとした,人間と生活環境系に関わる研究者の連携を計り,抽出した課題解決の一助となる知見を得る活動(調査や実験など)を協働で実施する.このような連携をとおして,日常生活における被服の活用法がさらに見出されるとともに,本学会への会員増につながることも期待される.
▶活動経過
[初年度の活動概要]
熱中症予防に対する啓蒙活動が行われているものの,熱中症による救急搬送者数は増加している.その理由を検討するために,熱中症予防に対する意識と熱中症予防・対策実践の実態調査を行うこととした.新型コロナウィルス感染拡大防止の影響により,研究会活動には遅れが生じてるが,次年度の6月から8月の実施に向けて,当該調査票を作成した.また,次年度の夏季に実施を予定している,熱中症症状と予防法の学習効果を計る調査方法について,検討・作成中である.
[次年度継続の必要性]
上述の熱中症予防に対する意識と熱中症予防・対策実践の実態調査を,次年度7月から8月に実施予定である.また,現在,作成中である熱中症症状と予防法の学習効果に関する調査を,次年度7月から9月に実施する予定である.
▶活動計画
熱中症予防に対する意識と熱中症予防・対策実践の実態調査を,7月から8月に,実施する.また,熱中症症状と予防法の学習効果に関する調査方法を速やかに決定し,7月から9月に実施する.これらの調査活動より得られたデータを分析し,人間―生活環境系シンポジウムおよび関連の学会にて発表する.
また,得られたデータを活用して,熱中症に関する知識と熱中症罹患者数との関連性について検討する.
▶問い合わせ先
深沢 太香子(京都教育大学)
E-mail: fukazawa@kyokyo-u.ac.jp
メールの際は上記@を半角にして下さい